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2005年 05月 10日
ボードビリアンの早野凡平はフェルト地のまあるい布を巧みに操る帽子芸が得意だった。寄席の色物の中で手品や切り紙と並んで、いやそれ以上に人気を博していた。(そうそう、ナポレオンとかシャーロック・ホームズなんてよくやってましたねぇ、ダンナ。うむ、ホントにナポレオンに見えたもんじゃった)他にも、ロープを使ったりゴルフバッグ、野菜で作った笛からパイプオルガン、果てはストッキングをかぶる芸まで次から次へと挑戦していた。
アイデアの宝庫と思える早野凡平だが、この帽子芸は師匠のバン猪狩が500円で売ったアイデアといわれる。バン猪狩は、色川武大氏に言わせると「しびれるような退屈な芸」の代表格なのだろうが、彼こそ無類のアイデアマンだったらしい。凡平が「もっと面白い芸を」と言うと「 俺は一年後にふっと面白かったと思い出すようなコトを考えてるんだ」と答えたそうな。受ける芸はみんな弟子にやらせ、独自の美学を貫いたボードビリアンだったのだろう。 凡平の弟子に「はやのみこみ」という芸人がいて風呂敷を操る芸をしているらしい。帽子芸を継いでいないとしたら残念だが継ぐことの出来ない芸もあるやも知れぬ。せめて日本のボードビリアンの心意気を伝えていって欲しいものだ。(小猫のいる猫八は幸せでやんすなぁ、ダンナ。ほんにのう) 帽子芸などがビデオに残っている 花王名人劇場「一芸名人集」
by macransa
| 2005-05-10 15:00
| 芸能
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